フルート

 

 

大きな楽器店では、沢山のメーカーのフルートが店頭に並んでいます。

 

これからフルートを始めようとしている人にとっては、どのメーカーのものを選んだらいいのか、分からなくなってしまいますよね。
フルートのメーカーは数多く、国内だけでも大きな会社から小規模な会社まで、さまざまにあります。

 

メーカーごとに楽器作りにたいするコンセプトがそれぞれ異なります。

 

各メーカーがこだわりを持って製作しているため、音色や響きにも大きく影響があります。

 

ですから、メーカの数だけ、特徴が異なるフルートがあるというわけです。

 

「自分で選ぶにはよくわからないし、手っ取り早くオススメのメーカーを教えてほしい」という人も多いでしょう。

 

でも、その人にとっての本当のオススメは、周りの人には分かりません。

 

お店に行って、店員さんの勧められるがままだと、あとあと後悔してしまうこともあるかもしれません。

 

せっかく自分のために買うのですから、どんなフルートがほしいのか、考えてみましょう。

 

自分のほしいフルートに近いものを作っているのが、自分にとってのオススメのメーカーなんです。

 

どんな曲を演奏したいのか、また自分はどんな音が好きなのか、考えがまとまってきたら、お店を訪ねてみましょう。

 

そして、試奏しながら音を聴き比べてみます。

 

・・・とはいえ、フルートを始めようとしている人には、聴き比べてもよくわからないのは当然のことです。

 

というわけで、ここでは、国内の有名なメーカーの初心者向けモデルについてご紹介します。

 

沢山ある中から3社だけなので、楽器選びの目安として、ご参考にしてください。

 

 

 

ヤマハ・・・楽器メーカーの最大手

 

 

日本に住んでいて音楽が好きなら、きっと一度は名前を耳にしたことがある楽器メーカー、ヤマハ。

 

フルートだけではなく、さまざまな楽器を製作しています。

 

初心者や中級者の方向けに、手に入れやすい値段で高品質なフルートを多く製作しています。

 

あまりクセがなく、明るめの音色です。

 

初めてフルートを買う、という人には、ヤマハのYFL-221がおすすめです。

 

YFL-221
値段も65000円と、他のフルートに比べて比較的お安いのが魅力。

 

この値段で、高性能なフルートが買えるのは、やはり大きなメーカーだからできることなのでしょう。

 

 

ムラマツフルート・・・フルートメーカーの老舗

 

ムラマツは国内では老舗のフルートメーカーです。

 

歴史は古く、日本国内でのフルート製作を始めたのもこのメーカーです。

 

このムラマツ出身の制作者が設立したメーカーも多くあります。

 

ムラマツのフルートは人気が高く、国内外の演奏家にも愛用されています。

 

特徴としては、音量が豊かで、響きのよい音を出すことができます。

 

初心者向けには、頭部管のみ銀製、洋銀フルートのEXモデルが出ています。

 

EXモデル
初めて購入するにはちょっとお値段が高く感じられるかもしれません。

 

頭部管が銀ということもありますが、全体が非常に精密に作られており、品質を考えると高いわけではありません。

 

試奏してみて気に入ったなら、無理しない程度で買える範囲だったら、買って損のないフルートでしょう。

 

パール楽器・・・もとは打楽器メーカー!

 

フルートのメーカーとして有名なパール楽器ですが、もともとは打楽器の製作から始まったメーカーです。

 

ドラムに「Pearl」の文字がプリントされているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

 

今ではすっかりフルートメーカーとして有名なパール。

 

音が出しやすいのが特徴です。音色は澄んでいて、落ち着いた印象があります。

 

初心者向けとして、頭部管のみ銀製のDolceシリーズがあります。

 

Dolceシリーズ PF-665E

 

価格帯は15万円前後、と比較的手に入れやすくなっています。

 

頭部管が銀でこの値段なら、お買い得かもしれません。

 

音が出やすいのは、初心者にはありがたいですよね。

 

まとめ

 

この他にも初心者向けモデルを製作しているメーカーはありますので、各メーカーのHPなどで情報収集してみましょう。

 

ほしいフルートのイメージが定まったら、楽器店で実際に試奏しましょう。

 

気に入った音がありましたか?

 

その音は、メーカーさんのこだわりの結晶です。

 

考えてみると、楽器選びはメーカーさんとの素敵な出会いなのかもしれませんね。

 

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