フルート用のバッグ(ケースカバー)探してみると、素敵なデザインや、有名なブランドとコラボレーションしたものなど、色んな種類があって、見ているだけでも楽しいものです。
「でもわざわざ買うほどかな?」と思われるかもしれませんが・・・重要な役割があるんですよ!
ケースカバーがはたす役割とは
フルートをケースごと守ってくれるケースカバー。
楽器を運ち運びするときには必須のアイテムなのですが、いったい何から守ってくれるのでしょうか?
(1)衝撃から守る!
フルートを運ち運んでいるときに、うっかり落としてしまったりしたら、フルートに傷ができてしまったり、不具合が出てしまいます。傷だけならまだしも、へこんでしまったり、楽器の調子が悪くなってしまったら大変です!
また、楽器だけではなく、ケースも壊れたら買い替えなければいけません・・・(ケースって意外と高いんですよ!)。
そんなことが起きないよう、ケースカバーを利用しましょう!
内装に、ふかふかのボアが張られているなど、より衝撃を吸収できるような機能を持ち合わせたケースカバーもあります。
このようなケースカバーに入れて、持ち運び時の「万が一」に備えましょう。
(2)振動から守る!
もし、「いつも使っているバッグに、楽器のケースを入れて持ち歩いているよ」という人がいたら、気をつけてください!
なぜなら、歩いているときの体の揺れが、ケースの中の楽器に伝わってしまう可能性があるからです。
体の揺れが、振動となって楽器に伝わると、部品の接続がゆるんでしまったりすることもあり、楽器の音に影響してしまうことがあるのです。
ケースカバーは、衝撃から守ってくれるのと同様に、振動からも楽器を守ってくれます。
歩いたり、乗り物を利用したりすると、普段は気づきませんが、意外に振動があるのです。
精密に作られたフルートには、このような振動にも影響されやすいのです。
(3)熱から守る
室内と違って、室外は季節によって気温が大きく変わります。
フルートをケースカバーなしで外に持ち出すと、この気温がケースの内部に伝わって、フルートの管体の温度を上下させてしまいます。
管の温度が変わるのは楽器にとってあまりよいものではありません。
また、温度が変わることで、ケースの内部の湿度が変化して、結露するということもでてきてしまうかもしれません。
断熱性の高い機能のケースカバーを使えば、室外に持ち出しても、気温に左右されることなく楽器を守ることができます。
(4)水分・湿度から守る
フルートの大敵は水分です!
楽器に残った水分が、タンポについてしまったまま長時間放置すると、劣化の原因にもなってしまいます。
もし、運ち運びするときに雨が降っていた場合、ケースをいつものバッグに入れただけだったら、ケースごと濡れてしまう可能性があります。ケースの隙間から水分が入ってしまうこともあります。
ケースカバーにはウォータープルーフの生地を使うなど、耐水・防水性にすぐれたものが多く販売されています。雨の日でも、安心して持ち歩けますよ!
こんな物も入る!
ところで、ケースカバーの中には、フルートはもちろん、演奏に必要なアイテムを入れることができるものもあります。
楽譜を入れられるもの。掃除棒やチューナーやメトロノームも入ってしまうもの。さらには、譜面台まで入ってしまうもの、大容量のケースカバーもあります。
演奏にピッコロとフルートの両方を使う場合、楽器が2本収納ができて、楽譜も譜面台も、なんでも一つのバッグで持ち運べたら、本当に便利ですよね。
さらに、お財布やお化粧品なども入るスペースがあるものもあります。用途に合うケースを探してみましょう!
タイプ別オススメケースカバー
ダブルタイプのケースカバーを利用するとよいでしょう。
フルートを2本、またはフルートとピッコロを一緒にに入れることができるケースカバーを探してみましょう。
意外と重量があるので、持ち手が大きめだったり、肩にかけられたり、と持ちやすい作りのものがいいかもしれません。
持ち運ぶときに、手が塞がらないようにしたいなら、肩に掛けられるショルダータイプやリュックタイプがよいでしょう。
通常のバッグを使う感覚で持ち歩くことができます。
リュックタイプは収納量も大きいので、いろいろ持ち運びたい人にもオススメです。
いくつもバッグをもつのが嫌だし、自分の持っているいつものバッグに入れて持ち運びたいなら、ケースポーチを使うのがおすすめ。
ふかふかクッションが使われているので、ケースカバーに入れた状態と同じ状態になります。
デザインも種類も豊富なケースカバー。
楽しく選んで、自分のフルートをしっかりとガードしてあげましょう!
