プラスチック製と聞くと、「なんだ、子どものおもちゃか」と思われるかもしれません。
しかし、あなどるなかれ。
最近のプラスチック製の楽器は、「おもちゃ」なんて言えないほど、つくりがしっかりしているんです。
メインの自分のフルートのほかに、遊び用としてプラスチック製のフルートを買う人もいるんですよ!
プラスチック・フルートの魅力!
さて、そんなプラスチック製のフルートですが、プラスチックならではの魅力とは何なのでしょうか。
ここでは、その魅力にせまってみましょう!
カラフルな外見!
なんといっても魅力的なのは、パッと見て目に飛び込んでくる、うつくしい色。
プラスチック製のフルートを製作している会社のHPを見ると、様々な色のフルートが掲載されています。
台湾の会社が製作しているToccoというフルートは、なんと12色もあるんです。
きれいですよね。おしゃれな人なら、ひと目惚れしてしまうかもしれません。
お手頃価格!
次に目に入るのは、お値段。やはりプラスチック製です。
金属製のものと比べて、とても安いのです。なんと15,000円前後から購入することができます。
手に入れやすい価格ですから、「本格的じゃなくても楽器を始めてみたい」という方にもおすすめ。
何かを始めるとき、それにかかる費用は気がかりなものです。
このくらいの価格なら、ちょっとお小遣いを貯めればすぐに始められます!
もちろん、すでにフルートを始めている人でも、遊び用に購入する人もいます。
好きな色のものがあったら衝動的に買ってしまえるほどの、お手頃さです。
軽い!
楽器屋さんで気になったら、店員さんに声をかければ持たせてくれるかもしれません。
せっかくですから、試しに持たせてもらいましょう。
・・・どうでしょう。
やはり金属製のものと比べて、プラスチック製のものは軽いですよね!
とても軽いので、長く演奏しても疲れません。
まだ腕にちからがない小さなお子さんでも、楽に演奏できるのではないでしょうか。
やさしく演奏できる!
次に注目すべき特徴は、音の出しやすさでしょう。
なかなか音が出せなくて挫折したり、演奏を諦めてしまった方も、プラスチック製なら最初のハードルを楽に越えることができるかもしれません。
まずはプラスチックから始めて、あとから金属製フルートに乗り換える人もいます。
フルートへの導入口としても使えるでしょう。
安定した音程!
また、プラスチックは金属と違って、温度に左右されない材質です。
金属製の楽器は、寒い場所では管体が冷たくなって音程が低くなります。
逆に、暑い場所では音程が高くなります。
その点、プラスチックは周りが寒くても暑くても、気温に左右されませんので、安定した音程で演奏することができます。
フルートがもっと気軽な楽器になる!
ここまで見てきたような魅力のほかに、プラスチックという材質ならではのこんなメリットもあります。
水で丸洗いできる!
まず、プラスチックが水に強いことに注目です。
金属製のフルートを演奏した後は楽器についている水分をきれいに拭き取るのがいつものお手入れ。
管の内部を拭いたり、タンポの水分をとったり・・・故障につながることもあるのでしっかりとケアしますよね。
その点、プラスチックは水分に強いんです!
タンポ部分がシリコンでできているものもあり、メーカーによっては水で丸洗いしても問題ないものもあります。
錆びることもありません。
野外での演奏時に突然の雨や砂埃・・・
なんていう時も、プラスチック製ならあわてなくても平気です。
衝撃に強い!
金属製だと楽器を何かにぶつけてしまって凹んでしまうことがあります。
とてもデリケートですから、扱いには神経を使います。
プラスチック製だと、余程強い衝撃で破損する以外では、何かにぶつけても凹むことはありません。
楽器の扱いに慣れていなくても、気軽に持ち歩くことができます。
まとめ
このように、気軽に扱える、という点ではプラスチック製フルートは魅力的だと言えるでしょう。
フルートをどんな風に楽しみたいか、は人それぞれです。
「もっと気軽に楽しく演奏したい」ということなら、プラスチック製フルートも選択肢のひとつにいれることができるのではないでしょうか。
見た目にもかわいい、魅力たっぷりなプラスチック製フルートで、楽しいひとときを過ごせるといいですね!
